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頴娃の美女伝説【高取の千亀女・猫城の伊勢光】

【高取の千亀女/せんがめじょ】

1860年頃、高取集落の講頭となったのが是枝千亀女。

郷土史によると「千亀女は容色美麗の才媛(えん)であったとともに、奇智に長けており、しかもすべての人々に憐れみ深い性を持ち、また極めて考女であって・・・(中略)・・・また、信仰もすごぶる厚く、内心に真宗を信じて・・・(中略)・・・生き仏様として信望された。(略)
 また、絶世の美女で若くしてこの世を去った。思いを寄せていた七人の若者が各一層ずつ墓石を持ってきて7層の墓になったが、あまりに高く馬上の殿様より高くなるのはあんありだろうということで村人が礎石を取り除き今の高さをさげられた。現在、墓は取り壊されているようで、集落の人に聞き込みしても見つからない。

高取の千亀女が亡くなった後、後を継いだのが馬渡(御領)の千亀女と、高取の万亀女。御領に伝わる馬方節は後を継いだ馬渡の千亀女のもののようだ。

【猫城の伊勢光】

猫城には美人伝説の伊勢光に墓がある。今では畑の畦道に埋もれているが、文字が書かれている面が外側を向いていたため偶然見つけた。伊勢光は江戸時代、お城の二才衆(青年)からたいへん人気の女性でその記録が郷土史に残り、今に伝えられるほどなので普通の美人の域を超えた美女だったのかもしれません。近くからは土製の鍋や土器が出土してそうなので意外と家庭的なタイプだったのかもしれませんね。

享保十五年(江戸時代)二月三日の記述がかろうじて読める。頴娃町郷土史記述のと年月日が一致する。

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畑のあぜ道でひっそりと眠る美女伊勢光の墓石と献灯。

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近くにある木之元集落では今でも「お伊勢講」というものがあり、いわゆる宴会が定期的に開かれるが、これは「お伊勢参り」の風習に由来していて家の安泰や豊作を祝うもので、伊勢光とは関連がなさそうだ。九玉神社が昔、木之元集落(字宮脇)という場所にあった九玉神社跡の碑が木之元公民館にありコレを集落の人は「お伊勢ドン」と呼んでいるがこちらも関連なさそう。木之元集落から猫城へ行く途中には木之元古道がある。

場所詳細:県道27の高取川が交差する橋から西へ曲がる高峰ゴルフ(旧:吉松ゴルフ)を過ぎて坂を登り切った杉林の裏の畑にある。杉林の中には廃車を利用した倉庫らしきものがある。

【2つのお墓へのアクセス】

魅力的な女性になりたい女性の方は、美女のお墓参りでもしてあやかってみるのもよいでしょう。また、女性運のない男性の方にもオススメ。高取と木之元は位置的に3キロ弱。最寄りのJR西頴娃駅から2箇所まわって車で5分・徒歩で片道30分ほど。釜蓋神社からは車で10分(指宿方面)にあります。国道沿いの薩摩白波の工場が目印でその東に高取集落があり、北に木之元集落があります。

頴娃地名「娃」の漢字の意味

ついでに、頴娃という地名の「娃(あい)」という漢字は、美しい・美人・目のクルッとした可愛い女性という意味がある。

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